luvというバンドについて知りたくないですか。
2023年6月に結成されたばかりのフューチャーソウルバンド『luv(ラヴ)』が、わずか1年でメジャーデビューを果たし音楽業界で大きな話題を呼んでいます。
メンバー全員が関西出身の2003年生まれの現役大学生という異色の経歴を持つこの5人組は、メジャーデビュー曲「Fuwa Fuwa」が台湾のバイラルチャートでトップ3入りを果たすなど、国内外で注目を集めています。
この記事では、luvのメンバー構成から音楽性、急速に拡大するファン層まで、この新世代バンドの魅力を徹底解説します。
なぜ結成1年足らずで業界を震撼させるほどの注目を集めることができたのか、その秘密に迫ります。
luvのメンバー紹介と関西発2003年生まれの奇跡のバンド
まずは読み方ですが、luvで「ラヴ」と読みます。
luvは関西出身の5人組バンドです。
ではメンバー紹介から。
luvメンバー Hiyn(担当:ボーカル&ギター)
父親が家で流していたエリック・クラプトンやB.B.キング、ジェームス・ブラウン。
特にJBに夢中になり、J-POPと並行して海外のブラックミュージックを漁るようになったようです。
中学3年で本格的にギターを始め、ソエジマトシキのYouTubeを参考にする中でトム・ミッシュと出会い、その影響でギターにもソウルフルな色が加わっていった。
さらに90年代のブラックミュージックに深くハマり、ディアンジェロやエリカ・バドゥ、ギタリストではアイザイア・シャーキーなどの演奏を耳コピするまでに。
今のプレイスタイルには、そのルーツがしっかり染み付いています。
ソエジマトシキ先生のYouTubeを観られてたんですね!
私事ですが、現在ソエジマトシキ先生にギター指導いただいております!
luvメンバー Ofeen(担当:DJ)
ルーツは両親が家で聴いていた70年代ソウル。
スティーヴィー・ワンダーやマイケル・ジャクソンを自然と口ずさむ幼少期を過ごし、その影響は現在のDJとしてのサンプリングにも表れている。
本格的に音楽にのめり込んだのは大学に入ってから。
最初は王道ポップス中心だったが、Hiynに勧められてSpotifyを契約したところ、気づいたらネオソウルばかりのプレイリストに(笑)。
Hiynの「ネオソウル好き宣言」に背中を押され、改めて聴き直すとその魅力にどっぷりハマっていったそうです。
luvメンバー Rosa(担当:キーボード)
音楽のルーツは小学生から始めたクラシックピアノ。
特にストラヴィンスキーやドビュッシー、ラヴェルといった近現代のクラシックに強く惹かれてきました。
その影響を受けて育ち、今も“ジャンルの融合”を常に意識。
クラシックを軸にしつつも、さまざまな音楽を織り交ぜた表現を模索し続けている。
luvメンバー Zum(担当:ベース)
父の影響で家ではメタルが流れていたけれど、自分は違う方向へ行こうと、高校で軽音部に入ってベースの道へ。
最初にハマったのは東京事変。
そこからVulfpeckのジョー・ダートに惹かれ、彼のルーツを辿っていくうちにジャクソン5などブラックミュージックのベースラインもコピーするように。
音楽ジャンルよりも「プレイヤーそのもの」に魅力を感じてベースを続けていたようです。
家で父親が聴いていたレッチリ(レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)にも、成長して改めて聴くと強く惹かれるようになったみたいですね。
luvメンバー Sho(担当:ドラム)
ドラムとの出会いは小学生。
友達に「バンドやろうぜ」と誘われ、ほぼ強制的にドラム担当になったようです。
そんなきっかけで電子ドラムを手に入れ、ギターとのセッション遊びから音楽人生がスタートしました。
やがて本格的に学びたいと思い、幅広いジャンルを教える教室でラテン、ジャズ、ポップスなどを吸収。
高校ではドラム中心の生活を送りたくてビッグバンド部のある学校へ進学し、3年間演奏に没頭していたようです。
同級生のHiynにジャミロクワイを教えてもらったことで、自分が自然とブラックミュージックに親しんでいたことに気づき、現在はネオソウルやディアンジェロの『Voodoo』を愛聴するなど、深くブラックミュージックに入り込んだようですね。
ブラックミュージック、クラシック、ソウルなどジャンルの違うキャラクターが融合し、新しいソウルミュージックを創っていく5人に注目です。
luvは関西発の2003年生まれの奇跡のバンド
luvは5人で構成される関西発のバンドです。
最大の特徴は、メンバー全員が2003年生まれという点。現在21歳(2025年に22歳)の彼らは、4人が現役大学生という異色の経歴を持っています。
幼い頃からの友人や大学のジャズ研で出会ったメンバーによって結成されたこのバンドは、2023年6月の結成からわずか1年でワーナーミュージック・ジャパンと契約を交わし、2024年7月に配信シングル”Fuwa Fuwa”でメジャーデビューを果たしました。
この短期間でメジャーデビューを果たすなんて、まさに奇跡のバンドですよね。
バンド名の由来について、「loveを略したスラングで、loveよりもカジュアルにlikeよりもフォーマルな印象を与える言葉」と説明されており、この絶妙なバランス感覚が彼らの音楽性にも表れているようです。
また、メンバーのインタビューによると、「認識しやすいローマ字3文字がいい。」という話から、ドラムのShoが「luv」を提案し、そこから意味付けを後付けで探したという経緯も語られているようです。
luvの音楽性は?90年代ネオソウルをベースにした「フューチャーソウル」
luvの音楽性を一言で表すなら、「90s-Y2Kのネオソウルを中心にJazz、Hip-Hopなどのブラックミュージックに影響を受けたサウンド」です。
ソウルやファンク、R&BなどブラックミュージックとJ-POPをミックスさせたシティポップ的サウンドが特徴的で、ネオソウル、ジャズ、クラシックをルーツにした遊び心溢れる世界観を展開しています。
実際にluvの楽曲を聴いてみると、90年代の洗練されたブラックミュージックの要素を現代的にアレンジした、まさに「フューチャーソウル」と呼ぶにふさわしいサウンドを体感できます。
若干結成1年、21歳ながら卓越したセンスと演奏力から生み出されるライブパフォーマンスは、多くの音楽関係者から高い評価を受けています。
また、中心メンバーのHiynは、バンドの中心人物として作詞とサウンドメイク、クリエイティブ全般を手掛ける役割を担っており、ソロアーティストの「ミヤケ武器」としても活躍するなど、多才ぶりを発揮しています。
luvのファン層は?Z世代から音楽通まで
luvのファン層は驚くほど幅広く、特に注目すべきはメジャーデビュー曲「Fuwa Fuwa」が台湾のバイラルチャートでトップ50入りを果たすなど、国境を越えた支持を集めている点です。
国内では、同世代のZ世代を中心に支持が広がっていますが、それだけにとどまりません。
ネオソウル、ジャズ、クラシックをルーツにした本格的な音楽性により、音楽通やブラックミュージックファンからも高い評価を受けています。
実際に、rockin’on.comでは「そのグルーヴに踊らされる人が急増中!」と表現されるほど、リスナーを魅了する力を持っています。
SNSでの反応を見ると、「こんな若いバンドがここまで本格的な音楽を」という驚きの声が多数上がっており、年齢を超えた音楽の力を証明しています。
luvのデビュー曲「Fuwa Fuwa」のメッセージとは?
2024年7月24日リリースのデビュー曲「Fuwa Fuwa」は焦らずゆっくり進もうというメッセージが込められた楽曲です。
メンバーが就職活動など人生の転機を迎えるタイミングで、「急がず自分たちらしく進もう」という思いを歌詞に反映しています。
ボーカルのHiynは、NHKの教育番組『フックブックロー』のオープニング曲からインスピレーションを受け、「人生焦らずゆっくり行こう」というメッセージをメンバーやリスナーに伝えたいと語っています。
サウンド面では、Y2Kネオソウルやファンク、ジャズ、ヒップホップなどブラックミュージックの影響を受けたミッドテンポのダンスチューンに仕上がっています。
私はボーカルのHiynの空気が抜けるようなハスキーボイスとギターの軽快なカッティングやグルーヴが心地良く感じました。
私はギター練習中ですが、カッティングの疾走感を感じるのが大好きです。
「Fuwa Fuwa」はバンド初のスタジオレコーディング作品であり、それまで宅録中心だったluvにとって大きな挑戦でした。
メンバーは「これまでで一番ポップな曲」「自分たちの“強さ”を感じた曲」と語り、バンドの新たな代表曲となりました。
luvがわずか1年でのメジャーデビュー!音楽業界が注目する理由とは?
結成わずか1年でメジャーデビューを果たしたluvですが、この異例のスピードには確かな理由があります。
まず、卓越したセンスと演奏力から生み出されるライブパフォーマンスが業界関係者の目を引きました。
2003年生まれ、現役大学生、完全な次世代バンドでありながら、演奏技術と音楽的センスは既にプロレベルに達しています。
さらに、DIYで作っている映像作品からも、アートやカルチャーを愛する真心を感じ取れるという評価もあり、音楽以外の表現力も高く評価されています。
ワーナーミュージック・ジャパンと契約を交わした背景には、このような総合的な表現力と、時代性を捉えた音楽センスがあります。
luvは進化する次世代バンド!2024年の活動と今後の展望は?
2024年は、luvにとって飛躍の年となりました。
2024年7月にリリースのシングル”Fuwa Fuwa”でメジャーデビューを果たした後も、精力的な活動を続けています。
「Fuwa Fuwa」が台湾のバイラルチャートで好アクションを見せるなど、アジア圏での注目度も高まっています。
偶然にもその週にメンバーがミュージック・ビデオの撮影で台湾を訪れていたというエピソードも、彼らの国際的な活動を象徴しています。
2025年2月26日には初の初ミニアルバム「Already」をリリースされ、さらなる音楽的進化が期待されます。
現在21歳のメンバーたちは、まだキャリアの入口に立ったばかり。
これからもluvはますます進化する次世代バンドとなるでしょう。
先人が気づいたスタイルや音像を吸収し、今の時代にluvの目指す音楽は、今後どのような進化を遂げていくのか、音楽業界全体が注目しています。
まとめ|luvは音楽好きなあなたにこそ聴いてほしいバンド
luvは、メンバー全員2003年生まれの新世代5人組フューチャーソウルバンドとして、音楽業界に新しい風を吹き込んでいます。
90sのネオソウルを中心にJazz、Hip-Hopなどのブラックミュージックに影響を受けたサウンドと、卓越したセンスと演奏力により、幅広いファン層から支持を集めています。
結成わずか1年でメジャーデビューを果たしたという異例のスピードは、彼らの才能と時代性を証明しています。
台湾のバイラルチャートでトップ3入りを果たすなど、国際的な注目度も高く、今後の活動が非常に楽しみなバンドです。
音楽を愛するすべての人に、luvの音楽を一度聴いてみることをお勧めします。
きっと、現代の音楽シーンに新しい可能性を感じることができるはずです。
最後までご覧いただきありがとうございます。
see you!
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