ペンギンラッシュ「いつからだっけな」から見る新世代ファン層が注目する音楽スタイル解説

名古屋発の4人組バンド「ペンギンラッシュ」について知りたくないですか。

ジャンルにとらわれず、多彩な音楽性でじわじわとファンを増やしている注目バンド「ペンギンラッシュ」。

2014年の結成から11年目を迎える今、彼らの楽曲「いつからだっけな」が多くのリスナーの心を掴み、新たなファン層を獲得し続けています。

JAZZやファンク、ポップス、ROCK、R&Bなど多彩なエッセンスを融合させた独特の音楽スタイルが特徴です。

この記事では、既存のファンから新しい音楽を探求する人々まで幅広い層に愛されるペンギンラッシュの魅力に迫ります。

ペンギンラッシュ代表曲とも言える「いつからだっけな」は、あの頃を思い出す楽曲の背景

ペンギンラッシュの代表曲とも言える「いつからだっけな」は、2025年2月26日リリースのシングル。

現在では人気楽曲ランキングでも上位に位置し、配信サービスでの再生回数も順調に伸び続けています。

KKBOXやレコチョクでも人気曲として紹介されており、その普遍的な魅力が注目されています。

タイトルが示すように、この楽曲は過去を振り返る心境を歌ったもので、多くのリスナーにとって様々な思いを馳せる楽曲です。

リスナーそれぞれの「いつからだっけな」という思いに寄り添う歌詞と、ペンギンラッシュ特有の洗練されたサウンドが絶妙にマッチしています。

サビの部分は思わず口ずさんでしまうリリックですよね。

ボーカル望世(みよ)さんの素朴でクセのない声がマイナーなリズムによく合っていますね。

ペンギンラッシュが2014年の結成から現在まで歩んできた道のりと重なる部分も多く、長年のファンにとっては感慨深い一曲となっています。

ペンギンラッシュ結成からメジャーデビューまでの軌跡

ペンギンラッシュは、2014年に高校の軽音楽部の同級生だった望世さん(ボーカル・ギター)と真結さん(キーボード)の2人から始まり、元々はガールズバンドでした。

バンド名の由来はアメリカのブルース・ファンクミュージシャン、「ボビー・ラッシュ」に動物の名前を加えてかわいくしようという考えからきています。

高校生で「ボビー・ラッシュ」を聴いていたなんて、渋いですね。(笑)

ボビー・ラッシュを聴いていたことで、バンドの音楽スタイルのルーツになったのでしょうね。

高校卒業後、メンバーの県外進学によりバンド活動が困難になった際、ライブハウスの店長の紹介で浩太郎さん(ベース)とNarikenさん(ドラム)がサポートメンバーとして加入。

その後、2017年に彼らが正式メンバーとなり、現在の4人体制が確立されました。

活動初期から着実にアルバムリリースを重ね、2020年9月2日にはSPEEDSTAR RECORDSから3rdアルバム「皆空色(かいくうしき)」でメジャーデビューを果たしました。

この作品には先行配信された「色彩」「高鳴り」「turntable」なども収録され、幅広い音楽性を示すコンプリートアルバムとなっています。

ペンギンラッシュメンバー紹介

◆望世(みよ)
担当:ボーカル・ギター
生年月日:1997年5月4日(28歳)

◆真結(まゆ)
担当:キーボード
生年月日:1998年2月18日(27歳)

◆浩太郎(こうたろう)
担当:ベース
生年月日:1992年12月26日(32歳)

◆Nariken(なりけん)
担当:ドラム
生年月日:1991年11月30日(33歳)

ペンギンラッシュが多様なファン層に愛される理由

ペンギンラッシュのファン層の特徴は、その多様性にあります。

音楽評論家からは「ジャンルで説明しづらいバンドだからこそ、幅広い層のリスナーにリーチできる」と評価されており、特定のジャンルに偏らない音楽性が多くの人々を惹きつけています。

既存のファンは彼らの楽曲の成長と変化を楽しみ、新しい音楽を探している人々は「聴いたことのない新鮮なサウンド」として出会っています。

SPICEのインタビューでは、「ジャジーでおしゃれ」な楽曲でありながら、パンクな精神性も併せ持つと評されており、この相反する要素の共存がファン層の多様性を生み出しています。

特に注目すべきは、音楽通だけでなく一般のリスナーにも広く受け入れられている点です。

ファン層としては、若い世代20代~30代中盤ですが、大人世代の40代以上に聴いてほしいバンドです。

複雑な音楽理論に基づきながらも、ポップスとしての親しみやすさを失わないバランス感覚が、幅広い年齢層とバックグラウンドを持つファンを魅了しています。

ペンギンラッシュ独特の音楽スタイルとその進化

ペンギンラッシュの音楽スタイルは「ジャズ、ファンクをルーツにした独創的なJ-POP」と表現されることが多いですが、実際にはそれ以上に多層的です。

Real Soundのレビューでは、「ジャンルに捉われない音楽性」として高く評価されており、一つのカテゴリーに収まらない自由な創作姿勢が特徴的です。

2018年8月リリースの1stアルバム「No size」では基本的なスタイルを確立し、2019年6月リリースの2ndアルバム「七情舞(しちじょうまい)」で多様な音楽スタイルを大胆に披露しています。

mikikiでは「フュージョンに振り切ったシティー・ポップ”アンリベール”、奇っ怪なリズムを持つ楽曲」など、アルバムごとに新たな挑戦を続けていると評価されています。

彼らの楽曲は、ジャズの洗練されたハーモニー、ファンクの躍動感あるリズム、R&Bの情感豊かなメロディー、そして現代的なポップスの親しみやすさを絶妙に融合させています。

この多彩な音楽的要素が、「日本人離れした音楽性」と評価される所以でもあります。

ペンギンラッシュ現在の活動と今後への期待

2024年現在、ペンギンラッシュは結成11年目を迎え、ますます精力的な活動を展開しています。

最新情報によると、彼らは名古屋を拠点としながらも全国規模での活動を継続しており、最新アルバムからの楽曲も高い評価を受けています。

2024年1月にリリースされた4thアルバム「真善美」(しんぜんび)には、「蒼炎」「limit」「Rubia」などの楽曲が収録され、さらなる音楽的成熟を見せています。

これらの楽曲は従来のファンに加え、新たなリスナー層にもアピールしており、バンドの成長と可能性を示すものとなっています。

また、2021年に開設された公式ファンサイト「南極奇想団」を通じて、ファンとのより密接なコミュニケーションも図られており、コミュニティの結束も強まっています。

ライブ活動も継続的に行われており、特にジャズクラブでのライブなど、彼らの音楽性を最大限に活かせる会場での公演も注目されています。

ペンギンラッシュの音楽は、既存のジャンルの枠組みを超えた新しいJ-POPの可能性を示しています。

まとめ|ペンギンラッシュは音楽好きなあなたにこそ聴いてほしいバンド

ペンギンラッシュは、ジャンルの枠を飛び越えた“今”を生きる音楽を奏でるバンドです。

一見するとインディーズらしい静かな佇まいですが、聴くほどに深く、鮮やかに心に残る音楽を提供してくれます。

大人世代のリスナーにもフィットするサウンドでありながら、新しさや挑戦心を忘れないスタイルは、音楽を長年楽しんできた人にも新鮮な感動をもたらしてくれるはずです。

ぜひ一度、ペンギンラッシュの音楽に耳を傾けてみてください。

SpotifyやYouTubeでも楽曲が多数公開されており、きっとお気に入りの1曲が見つかるはずです。

最後までご覧いただきありがとうございます。

see you!

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