竹内まりやってどんな人?プロフィールや代表曲を初心者向けにやさしく紹介!

竹内まりやという名前を聞くと、「シティポップ」「山下達郎の奥さん」「『駅』を歌ってる人」などの印象でしょうか。

でも、なんとなく印象はあっても、詳しくは知らないという方もいると思います。

「最近よく耳にするけど、どれを聴けばいい?」「名前は知ってるけど曲が思い出せない…。」

この記事では、竹内まりやの魅力を初心者の方や大人世代の心に届くように紹介していきます。

竹内まりやの基本プロフィール|「シンガーソング専業主婦」って?

竹内まりやさんは1955年3月20日、島根県出雲市生まれ。

実家は老舗の旅館「竹野屋旅館」を経営しています。

学生時代から英語に堪能で、ポップスや洋楽の影響を色濃く受けた音楽スタイルが特徴です。

竹内まりやさんは、慶應義塾大学に在学中、音楽活動をスタートし、1978年11月25日にシングル「戻っておいで・私の時間」(オリコンチャート84位)でデビューを果たしました。

その後、1979年8月21日、3枚目のシングル「SEPTEMBER」(オリコンチャート39位)をリリースしました。

そして、1980年2月5日リリースのシングル曲「不思議なピーチパイ」(オリコンチャート3位)が大ヒットしました。

当時の竹内まりやさんは、アイドル不在の時代でアイドル的な活動を不本意ながらやっていたようです。

1981年、ストレスと過酷なスケジュールのため喉を傷めてしまい入院することに。

このことで、音楽活動に一旦整理をつける意味から一時休業を宣言されています。

1982年に山下達郎さんと結婚後、一時期は芸能活動を控えており、夫の山下達郎さんが在宅で音楽活動を続けてきたまりやさんの活躍を「シンガーソング専業主婦」というユニークな肩書きを掲げて話題になりました。

それに対しまりやさんは、「シンガーソング“兼業主婦”でしょ?」と掛け合いもあったようで、仲の良い夫婦を見せつけていたようです。

その後、1980年代後半から再び本格的に活動を再開し、ヒット曲を次々と生み出していきました。

竹内まりやの初心者がまず聴くべき代表曲5選!

竹内まりやの音楽は、やさしく寄り添ってくれるような歌詞と、耳なじみのよいメロディが魅力。

まずは以下の代表曲から聴いてみるのがおすすめです。

竹内まりや代表曲『駅』

1987年8月リリースのアルバム「REQUEST」(アルバムチャート1位)からの1曲です。

別れた恋人をある駅で見かけ、少し距離を置いたところから見守りながら付き合っていたころの苦い思い出や恋人がいなくてもしっかりと生きている自分を伝えたいけど伝えられない心の内を描いた名バラードです。

哀しさと懐かしさが同居する歌詞は、大人の恋愛経験がある人ほど心に響きますよね。

竹内まりやさんといえば『駅』というイメージが強いと思う人は多いと思います。

私もまりやさんの楽曲の中でもトップ10に入るくらい好きです。

淡々と歌っていますが、サビ手前から感情がこみ上げてより力強く歌うところに注目です。

竹内まりや代表曲『人生の扉』

2007年5月リリースのアルバム「Denim」(アルバムチャート1位)からの1曲です。

人生を味わい深く描いたミドルテンポの名曲。「50歳になった私から贈る人生の応援歌」として、多くの大人世代に愛されています。

個人的には本当に心に沁みる一曲で、「人生、年をとっても素晴らしいことはたくさんあるんだ!」と勇気をもらえた歌です。

大人世代の方なら共感する方が多いのではないでしょうか。

ライブでも必ず歌ってくれる1曲で、涙して聴いている方がたくさんいます。

最近の大人世代の方々は年齢より若く、元気な方が多い気がしますが、この歌のせいではないでしょうか。(笑)

竹内まりや代表曲『シングル・アゲイン』

1989年9月リリースのシングル、1992年10月リリースのアルバム「Quiet Life」(アルバムチャート1位)からの1曲です。

恋人を奪われてしまい、ひとりで暮らしているところに、その恋人の新しいパートナーとうまくいかなかった噂を聞き、お互い独り者になってしまった。

要するに「さようなら!私を捨てて後悔してるだろ?」ということですよね。(笑)

曲自体は重苦しい感じはしませんが、歌詞だけ見ると意外と強いメッセージのある楽曲です。

竹内まりや代表曲『 もう一度』

1984年4月リリースのシングル(オリコンチャート20位)で同じく、1984年4月リリースのアルバム「VARIETY」(アルバムチャート1位)からの1曲です。

休養宣言後のシングル第一弾、作詞・作曲もまりやさんです。

この曲は、タイトルの通り、「もう一度やり直したい」という強い願いが込められています。

また、恋人関係の修復だけでなく、自分自身を取り戻すという意味としての「もう一度」ということも含まれているのではないかと思います。

そして、夫である山下達郎さんによるバックコーラスとアレンジにも注目してほしいです。

多重コーラスの録音を取り入れ、まりやさんの歌声を際立たせ、楽曲に奥行きを感じます。

また、この楽曲はライブでは披露できない楽曲なんだそうです。

理由は多重コーラス録音を使っているから。

山下達郎さんは、ライブでは生の演奏にこだわりがあるので、生演奏が可能か不可能かを判断されています。

私は最初イマイチわからなかったのですが、よく聴くと「あっ、そういうことか!」と理解しました。

達郎さんのコーラスが重なり合っているからなんですね。

生演奏では達郎さんのコーラスを重ねることができないですもんね。

さすが達郎さん、いい仕事しますね。(笑)

竹内まりや代表曲『毎日がスペシャル』

2001年9月にリリースのシングル(オリコンチャート40位)、同じく2001年8月にリリースのアルバム「Bon Appetit!」(アルバムチャート1位)からの1曲です。

ある働く女性にスポットを当て、何でもない日常でも、歳を取るにつれてそれは大切な1日だよと
ポジティブで前向きな歌詞が印象的な一曲。

日常を楽しむことの大切さを教えてくれます。

邦楽界最強夫婦!竹内まりやと山下達郎との関係も知っておこう|夫婦で名曲を生む音楽タッグ

竹内まりやさんの音楽を語るうえで欠かせない存在が、夫である山下達郎さんです。

1982年に結婚後、達郎さんは、まりやさんの楽曲のプロデュースを長年にわたり手がけています。

また、まりやさんのライブには必ず「達郎バンド」がついてきます。

まりやさんはライブでも「私のライブには必ず山下達郎がついてきます。一粒で二度おいしいです。」と笑いのセンスも最強です。

プロデュース面での影響

山下達郎さんは、細部までこだわる“音の職人”として有名。

達郎さんのプロデュースにより、竹内まりやの音楽には緻密で上質なサウンドが加わり、完成度の高い作品が次々と生まれました。

あくまでもメインはまりやさんで、達郎さんは共演ではなくバンマスとして“裏方で支える”スタイルです。

しかしライブでは、デュエットしたり曲の2番を歌ったりと、はじめてライブを観るとビックリするパフォーマンスがあります。

それがまたライブを盛り上げてくれるサプライズであり、醍醐味ですね。

竹内まりやの音楽が今も大人世代に響く理由

竹内まりやさんの音楽は、どの時代で聴いても古いと感じることがありません。

それはなぜでしょうか?

それはごく日常的なテーマとリアルな歌詞にあると思います。

まりやさんの歌詞には、恋愛、家族、別れ、日常のささいな出来事など、誰もが経験するようなテーマが多く描かれています。

そしてその描き方がとてもリアルでシンプル。

作り込みすぎず、自然体の言葉でつづられているため、自分自身の人生に重ねて聴けるのです。

たとえば『人生の扉』のように、年齢を重ねたからこそ響く曲もあります。

若い頃には気づかなかった心の揺れや、日々の愛おしさが、歌声とともに心に沁みわたります。

大人世代になるにつれて、まりやさんの歌が心の底からこみ上げるものを感じますね。

初心者におすすめの聴き方|ベスト盤から始めるのが◎

「どれから聴いていいかわからない」という方には、まずは2008年8月リリースのベストアルバム『Expressions』(アルバムチャート1位)がおすすめです。

このアルバムには、デビューから2000年代までの代表曲がたっぷり収録されており、初心者にもわかりやすく竹内まりやの音楽世界に触れることができます。

音質も良く、ドライブや家でのリラックスタイムのBGMにも最適です。

また、SpotifyやApple Musicなどでも聴けるので、ぜひ一度チェックしてみてください。

まとめ|竹内まりやの音楽は、これからの人生に寄り添う存在

竹内まりやさんの音楽は、派手さはなくとも、深く、やさしく、人生に寄り添ってくれる存在です。

恋に悩んだ日、家族を思うとき、ふと昔を思い出したい夜…そんな日々のどんな瞬間にも、彼女の歌はそっと寄り添ってくれるはず。

竹内まりやをあまり聴いたことがなかった人は是非聴いてみてください。

きっと日常生活に忘れかけた感情を思い起こし、「毎日がスペシャル」な日々に変えてみましょう。

次回は、「初めて聴くならこの5曲!竹内まりやの定番名曲まとめ」をお届けします。

お楽しみに!

最後までご覧いただきありがとうございます。

see you!

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