デビューから40周年を迎え、ハワイでの記念公演も決定している、TUBE。
夏のイメージが強く、「夏バンド」という愛称もあるくらい、夏を愛し夏に愛されているバンドです。
ここでは、TUBEの歴史のスタート地点ともいえる、デビュー曲に関してまとめていきます。
TUBEのデビュー曲は1985年発売の「ベストセラー・サマー」!!
ズバリ、TUBEのデビュー曲は「ベストセラー・サマー」です。
「あー夏休み」や「シーズン・イン・ザ・サン」といったヒットナンバーと比べると、大人な雰囲気漂う印象なのが、この「ベストセラー・サマー」です。
1985年に発売されたナンバーで、作詞は三浦徳子さん、作曲は鈴木キサブローさんが担当しています。
また、1989年には再販もされていて、このときには「センチメンタルに首ったけ」との両A面として発売されました。
さらに、「ベストセラー・サマー」は「キリン びん生」のCMソングとして起用されていましたので、当初から脚光を浴びたアーティストだったことが分かります。
この頃から早くも、「夏と言えばTUBE」というイメージが着実に定着していったのかもしれません。
ちなみに、「TUBEst Ⅱ」というアルバムには、この「ベストセラー・サマー」のアレンジ版が収録されていて、より大人っぽい印象の曲調にアレンジされています。
どちらの編曲が自分の好みか、聞き分けていても良いでしょう。
作詞の三浦徳子、作曲の鈴木キサブローは、他にどんな曲を手掛けている?
「ベストセラー・サマー」を手掛けた、三浦徳子さんと鈴木キサブローさんは、それぞれどのような経歴を持つ方なのでしょうか。
「ベストセラー・サマー」の発売前と後の経歴を見ていきましょう。
三浦徳子|岩崎宏美、Winkへの提供や、アニソンも手掛けた経歴を持つ作詞家
青森県弘前市出身で、多くのアーティストに作詞家として楽曲提供をしている、三浦徳子さん。
岩崎宏美さんやWinkといった超有名どころへの楽曲提供が大変多く、中でも松田聖子さんへの提供が多く、有名でしょう。
松田聖子さんへは、「青い珊瑚礁」や「夏の扉」、「裸足の季節」といったように、松田聖子さんのヒット曲を多く手掛けています。
「裸足の季節」や「青い珊瑚礁」は1980年の発売なので、「ベストセラー・サマー」を手掛ける前から多くのヒット曲を生み出していたことが分かりますね。
また、最近ではハロプロ関連のアーティストにも楽曲提供をしているので、多くの世代に影響を与えている作詞家と言えるでしょう。
鈴木キサブロー|石川さゆり、工藤静香への提供や、バックバンドのギターも経験
三浦徳子さんと同じ青森県弘前市の出身の、鈴木キサブローさん。
そのため、「ベストセラー・サマー」を作詞作曲したお二人は、どちらも青森県弘前市の出身ということになり、TUBEの歴史は弘前から始まっている、とも言えるのかもしれません。(笑)
ちあきなおみさんや布施明さんなど、有名なアーティストのバックバンドとして、ギタリストをしていたという経歴も持っています。
1982年発売の「for you…(高橋真梨子)」や、1980年発売の「酒場でDABADA(沢田研二)」など、「ベストセラー・サマー」を手掛ける前から大物作曲家であったことが分かります。
また、最近ではSKE48の作曲も手掛けているので、三浦徳子さん同様、長きにわたって活躍されているのだということですね。
「ベストセラー・サマー」はどのアルバムで聴ける?
「ベストセラー・サマー」を聴くためには、どのアルバムを手に入れればよいのでしょうか。
収録されているのは3つのアルバムで、「ハートオブサマー」と「TUBEst」、「ベストオブTUBEst」の3つです。
「ハートオブサマー」は、TUBEが最初に出したアルバムで、「ピンナップ・サーファーガール」や「サンディー」など、隠れた名曲も多く収録されています。
また、「ベストセラー・サマー」の初版でB面として収録されていた、「涙のハーバーライト」も収録されているので、TUBEの世界観をじっくり楽しめるアルバムです。
「TUBEst」では、「シーズン・イン・ザ・サン」や「SUMMER DREAM」といったヒット曲のほか、織田哲郎さんや亜蘭知子さんらとのユニットである、渚のオールスターズとして歌った「Be My Venus」なども収録されています。
「ベストオブTUBEst」は、4枚組になっているTUBEのベストアルバムで、50曲を通してデビュー曲から当時の最新曲まで、TUBEの世界に浸りつくすことができます。
そのなかから自分の好きな曲を選び、“好きな歌だけ詰め込んで”、自分だけの“渚のカセット”を作ってみるのもオススメです。
TUBEは2025年6月1日で40周年!ハワイで記念公演実施!!
6月1日がデビュー記念日になっているTUBEは、2025年の6月1日でデビュー40周年を迎え、それを記念してハワイでの公演を予定しています。
それに伴って、ANAではオフィシャルツアーを発売しましたが、ファンクラブ先行発売の段階すでに完売。
これだけでもTUBEの人気の度合いが伺えますし、ファンの「TUBE愛」が伝わってくる出来事です。
ANAのオフィシャルツアーでは、ライブのチケットだけでなく、ツアーに参加した方だけが参加できる前夜祭、オリジナルグッズの配布も予定されています。
TUBEは周年を祝う記念公演を何度もハワイでやってきました。
そのため、ハワイという地はTUBEにとって特別な場所ですし、ファンにとっても思い出深い地なのです。
まとめ|TUBEのデビュー曲って何?収録されたアルバム名やアレンジ版も!
「夏番長」の異名も持つTUBEは、1985年発売の「ベストセラー・サマー」で堂々のデビューを飾り、ビールのCMソングにも起用されました。
「あー夏休み」や「シーズン・イン・ザ・サン」といったヒット曲と比べると、少し大人な印象が強い「ベストセラー・サマー」。
「TUBEst Ⅱ」ではアレンジ版が収録されているので、どちらが好みであるか、聞き分けてみるのも楽しいでしょう。
2025年の6月1日でデビュー40周年を迎えるTUBEは、ハワイでの記念公演を予定しているほか、全国ツアーも予定しているので、全国各地のファンが楽しめる1年になりそうですね。
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