最近、「Simmer Pine」って名前を耳にしたことありますか?
もし聞いたことがなければ、ちょっと寄り道いかがですか?
派手さはないですが、心に染み込んでくるような音楽。
忙しい毎日の中で、ふとした瞬間に「なんかいいな」と思えるサウンド。
そんな「静けさ」の魅力を持ったバンドが、今じわじわと注目を集めています。
この記事では、Simmer Pineの魅力を、バンドのメンバー構成から音楽スタイル、おすすめ曲までやさしくご紹介していきます。
Simmer Pineとは?都会の静けさを描く注目のバンド
近年、シティポップやインディーズミュージックの再評価されています。
その中でも静かに注目を集めているインディーポップバンドが2022年3月に結成された「Simmer Pine」です。
読み方は「シマーパイン」です。
バンド名の由来はわかりませんが、Simmerが「煮込む」、Pineが「松(の木)」という意味です。
2024年7月にリリースした初のEP『Recipe』のジャケット写真が、鍋の中に松の木が入っている(煮込んでいる?)写真で「なるほどね~」と思いました。
ちなみにインディーズバンドというのを調べてみると、「インディーズ(indies)」の語源は「インディペンデント(Independent)」。
「独立」という意味があり、音楽業界では大手レコード会社「ユニバーサル」、「ワーナー」、「ソニー」などに属さないバンドということのようです。
東京を拠点に活動している彼らは、日常にそっと寄り添うようなやさしい音楽で、幅広い世代で共感を集めています。
Simmer Pineの魅力はレトロな空気をまといつつも現代社会にマッチしている心地よさではないでしょうか。
シティポップと言えば、「都会の疾走感」というイメージが強いかと思いますが、Simmer Pineは「都会の中にある静けさ」のイメージでしょうか。
都会の騒がしさから少し距離を置き、肩の力を抜いて聴ける心地よさを感じることができるかと思います。
Simmer Pine、5人の個性が光るメンバー紹介
Simmer Pineは、5人のメンバーで構成されたバンドです。
それぞれの役割がバンドのサウンドに深く関わっており、個性がミックスすることで独特の世界観を創り出しています。
◆ミツマサ(担当:ボーカル・ギター)
作詞・作曲も担当されています。
Simmer Pineのサウンドにピッタリのそよ風のような歌声がチル感を出しています。
◆イブキ(担当:ベース)
温かみのある低音で楽曲を全体を支えています。
好みの音楽としては、3拍子の曲が好きなんだそうです。
◆アツシ(担当:ドラムス)
リズムの「ゆらぎ」を感じさせるプレイが特徴です。
浮遊感のある楽曲にぴったりのグルーヴを生み出しています。
アートワークやビジュアル的なことも担当している、まさにSimmer Pineの「オシャレ番長」。
◆アミ(担当:シンセサイザー・サックス・コーラス)
バンドの音に彩を与える重要な存在。
Simmer Pineのサウンドに仕上げの味付けをしています。
「ゆらぎ」にとても重要な役割になっていますね。
また、サックスも演奏するとのことで、多彩な才能の持ち主ですね。
◆マム(担当:ギター)
調べたところ、サポートギターとなっていました。
正式メンバーではない?のかな?
Simmer Pineが作る音楽スタイルの魅力|ノスタルジーと浮遊感が織りなす世界
Simmer Pineの音楽は、「シティポップ」や「インディーポップ」でありながらも、ジャンルにとらわれないスタイルが特徴です。
Simmer Pineの楽曲を聴いて印象なのは、「ゆらぎ」のあるリズムと浮遊感のある心地よいサウンドだと思います。
そしてどこかノスタルジックな世界を感じさせるレトロなメロディ。
1980~90年代のJ-POPやシティポップを聴いて育った大人世代にとって、とても親しみやすいサウンドだと思います。
私は楽曲を聴いていると、昭和時代の昔懐かしい街並みや風景を思い出してしまいます。(笑)
今と比べて便利でもなく、新しくもないそんな街並みや風景を思い起こさせるのがSimmer Pineの楽曲の魅力ですね。
また、Simmer Pineの歌詞は感性豊かで、何気ない日常の一コマを描くことでリスナーの心に共感を得ています。
仕事や家庭で忙しく過ごす日々の中、リラックスタイムに聴きたい、そんな音楽ですね。
Simmer Pineを初めて聴くならこれ!おすすめ楽曲3選!
Simmer Pineの楽曲はApple MusicやSpotifyなどで配信されています。
はじめての方にぜひ聴いてほしい、代表的な3曲をご紹介します。
1. ON MY MIND
浮遊感のあるサウンドに、思い出を振り返るような歌詞が重なる一曲。
夜のドライブや、仕事帰りの電車の中など、一人の時間にぴったりのナンバーです。
2. 渚
浮遊感を残しつつジャズテイストの入った、少しもの悲しい感じの一曲。
曲の途中で入るサックスがとってもエモいと思います。
一人時間にひっそり聴く1曲にどうぞ。
3. RACE
Simmer Pineの楽曲の中では元気のある楽曲ではないでしょうか。(笑)
浮遊感はそのままに、軽い感じのリズムに乗った1曲です。
個人的には何曲かに1曲は挟んでほしいテイストですね。
どの楽曲も基本は1人の時に聴くっていうスタンスですね。(笑)
聴いている間に気付くと思いますが、1曲の長さが意外と短いですね。
個人的には浮遊感やゆらぎを残しつつ、新たなジャンルを取り入れたり、ノリのいいスタイルを作っていっても面白いかと思いました。
まとめ:Simmer Pineは日常に寄り添う音楽!今こそ聴こう!
Simmer Pineは、大ヒットを狙っている楽曲ではなく、心地よい音と等身大の歌詞で、私たちの日常にそっと溶け込むような音楽を届けてくれるバンドです。
彼らの音楽には、40代以上の大人世代が共感できる「懐かしさ」、「落ち着き」そして「新しさ」がバランスよく詰まっています。
まだ知らなかったという方も、今こそぜひ一度、彼らの曲を聴いてみてください。
日々の日常の中に新しい「静けさ」が生まれるかも知れませんね。
最後までご覧いただきありがとうございます。
see you!
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