JUVENILEとは?【トークボックス】で奏でるおすすめ曲3選!

アーティスト

JUVENILEについて知りたくないですか。

JUVENILE(ジュブナイル)とは?その名前を初めて目にする方も多いかもしれません。

音楽好きなら一度は耳にしたことがあるRADIO FISHの大ヒット曲「PERFECT HUMAN」。

実はあの印象的なサウンドの裏には、JUVENILE(ジュブナイル)という天才音楽プロデューサーと、トークボックスという不思議な楽器の存在があったのをご存知でしょうか?

彼が打ち出す “トークボックス × 音楽表現” の世界には、驚きや共感、そして心を揺さぶる魅力が詰まっています。

この記事では、JUVENILE が操る【トークボックス】とは何か? を解説、彼のプロフィール、音楽的背景、そして実際に聴いてほしいおすすめ曲もご紹介します。

『このアーティストを知らなかった』あなたにも、JUVENILE の音の個性とその深さが伝わるはずです。

JUVENILEとは誰か?プロフィール紹介

まずは、読者の理解を深めるために、JUVENILE の基本的なプロフィールをご紹介します。

JUVENILE(ジュブナイル、本名非公開、1989年7月13日生まれ)は、東京都出身の36歳の音楽プロデューサー・DJ・アーティストです。

ホリプロインターナショナル所属で、「From Tokyo To The World」をコンセプトに独自のシティ・ミュージックを発信している注目のクリエイターです。

JUVENILEの音楽人生は、幼少期から高校卒業まで続けたピアノレッスンから始まりました。

キャリアとしては2015年以降、エレクトロユニット 『OOPARTZ 』のトークボックス担当として活動を開始。

JUVENILEがトークボックスをプレイするきっかけとなったのは、『FINGAZZ(フィンガズ)』という音楽プロデューサー/トークボックス・プレイヤーが来日したときに、ライブを観に行ってから「自分もやりたい」と思ったのがきっかけ。

JUVENILEはプロデューサーとして、RADIO FISH の「PERFECT HUMAN」の作編曲を手掛け、日本国内外で注目を集めました。

RADIO FISHのきっかけがあったからなのか、オリラジの藤森慎吾さんをボーカルに迎えた楽曲もありますよ。

JUVENILEが操る【トークボックス】とは何か?

トークボックス(正式名称:トーキング・モジュレーター)は、1970年代から存在する電子楽器エフェクターの一種です。

その最大の特徴は、楽器の音がロボットの声ように聞こえる不思議な音色にあります。

シンセサイザーやギターなどの音をホースで口腔内に導き、口の形や空気の共鳴を使って音を変調する装置・エフェクトの一種です。

それにより、音がまるで “しゃべっているような質感” を持ち、声と楽器音のあいだのような不思議な響きを作り出せます。

トークボックスの形状は一言でいうと「ギターのエフェクター」と同じような形をしています。

オン/オフスイッチ、ボリュームつまみ、ゆらぎ調整つまみ、歪みつまみがあり、違いはホースを取り付ける接続部とホースに音を送り込む内臓スピーカーがあるということです。

JUVENILEは当時、ホームセンターで材料を集め、自作でトークボックスを作ったそうですが、納得のできるものが作れず、おもちゃの領域だったようです。

トークボックス仕組みの解説

トークボックスの動作原理はこんな感じです。

•音の送信:演奏する楽器(主にシンセサイザーやギター)の音を、トークボックス内蔵のスピーカーからホースを通して演奏者の口に送り込む。
•口腔内共鳴:口の中でその音を共鳴させ、舌や口の形を変えることで音色を変化させる。
•音の拾い上げ:口から漏れる共鳴音をマイクで拾って、会場のスピーカーに出力する。

この一連のプロセスにより、まるで楽器がロボットの声ような不思議な音色が生まれます。

ボコーダーとトークボックスの違い

音楽に詳しい方なら「ボコーダー」という類似の音響効果をご存知かもしれません。

しかし、トークボックスとボコーダーは全く異なる楽器です。

ボコーダーとトークボックスの決定的な違いは、
【ボコーダー】
•デジタル処理で音声と楽器音を合成
•電子的な音色が特徴
•Daft Punkなどが多用

【トークボックス】
•人間の口を物理的なフィルターとして使用
•より有機的で表現豊かな音色
•演奏者のテクニックが直接反映される

ボコーダーはデジタル処理での電子的な音色ですが、トークボックスは口腔内共鳴というフィルターを通すことにより様々な音色を作り出せます。

さらに、演奏者それぞれの口の形や口腔内の形・大きさによって無限の音色を作り出すことができますね。

トークボックスはボコーダーと並んで1970年代から使用されていました。

50年以上も経った現在でも使用されてるって驚きですね。

トークボックスはとてもアナログ的な面白い発想で、見た目にもインパクトもありますよね。

トークボックスに接続したホースを口にくわえて演奏をするなんて、ちょっとエズいてしまいそうな感じがしますね。

JUVENILEのトークボックスの魅力!実際に聴いてほしいおすすめ曲3選!

JUVENILEはトークボックスの魅力を広めるために、オリジナルで曲を制作するよりも、みんなの馴染みのある楽曲やシティポップの楽曲を使用した方が入り込みやすいのではないかということで『トークボックス・カバープロジェクト』を始めました。

2023年5月3日(水)にカバー曲アルバム「INTERMISSION」を配信リリースしました。

今回「INTERMISSION」の中からトークボックスの魅力を体感できる名曲を、3曲ピックアップしてご紹介します。

JUVENILEのトークボックスの魅力!おすすめ曲『Down Town』

トークボックス・カバー EP「INTERMISSION」でもリード曲として扱われた楽曲で、レトロ感 × トークボックス表現が印象的に融合しています。
この曲を聴けば「声×トークボックス」の不思議な音像やギャップ感を強く感じられると思います。
昨今のシティポップブームにより注目されている楽曲の1つです。
トークボックスを使用することで、ディスコナンバーらしく生まれ変わった感じがします。

JUVENILEのトークボックスの魅力!おすすめ曲『Indigo Waltz』

JUVENILE が敬愛する久保田利伸の名曲をトークボックスアレンジしたバージョンです。
原曲の世界観を保ちつつ、JUVENILE の色を重ねた表現が光ります。
トークボックスの楽曲はホースをくわえた状態で歌うので、スローテンポで言葉が少ない楽曲が相性がいいように感じます。
歌詞とトークボックスの揺らぎの対比を感じたい方におすすめです。

JUVENILEのトークボックスの魅力!おすすめ曲『夢で逢えたら』

トークボックス・カバー・プロジェクトの第一弾作品。
名曲をトークボックスで再構築した挑戦的な試みです。
大瀧詠一氏がプロデュースして吉田美奈子さんが歌われているバージョンとラッツ&スターのブラックミュージックテイストでJUVENILEはどちらに寄せるか悩んだようです。
また、アルバムの参加メンバーに、藤田義雄(ギター)、原田ソウ(ベース)、宮脇翔平 (ピアノ)といった面々に集まってもらい、バンドスタイルになっています。
個人的には、ラッツ&スターのブラックミュージックよりのJAZZテイストだと感じました。

まとめ:トークボックスの魅力を感じ“新しい音楽”を体験しよう!

JUVENILEとは何者か?JUVENILEが操る【トークボックス】とは何か?【トークボックス】で奏でるおすすめ曲を紹介しました。

JUVENILE の音楽は “ただ聴く” から “感じる・体験する” 新しい音楽へと進化します。

まずは、上記のおすすめ曲3選をじっくりと聴いてみてください。ハマりますよ!

今まで聴いたことのない音でも聴いていくうちに、新鮮な感覚が脳ミソを駆けめぐり始めるでしょう。

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久保田利伸が魅せる【トークボックス】の世界!使用曲・魅力・ライブでの聴きどころは? – 音楽関連サイト

最後までご覧いただきありがとうございます。

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